オートマ車はクリープ発進を使おう

クリープ発進を知っていますか？クリープ発進とは、オートマチック車に特有のクリープ現象（ギアをドライブに入れておくと、アクセルを踏まないでも前に進む現象。這い出し現象とも言う）というものを利用した発進方法のことです。

クリープ発進でエンジン出力を抑える

ドライブに入れるだけで進むクリープ発進のイラスト自動車は、止まっている状態から動き出すのに大きなエネルギーを必要とします。このエネルギーをエンジン出力でまかなおうとすると、アクセルを踏み込んで大きなエネルギーが必要となります（したがって燃料もその分消費します）。

しかし、クリープ発進はアクセルを踏まないでも車が前に進みますから、発進時に必要な大きなエネルギーを、エンジンの出力によってまかなわなくても済むわけです。

発進時には一呼吸置いて、クリープ発進で少しだけ推進力を得た後にアクセルをじわっと踏み込んで加速するという方法がクリープ発進のやり方です。

ちなみに、クリープ発進は確かに燃費には良い方法ですが、アクセルを踏み込んだときよりも出だしのスピードが若干遅くなるという弱点があります。

これを毛嫌いする人もいますので、できれば後ろに車がついているときなどには使わない方が良いです。あくまで交通全体の円滑化に配慮して、クリープ発進を使うようにしましょう。