エコタイヤ(低燃費タイヤ)というのをご存知でしょうか。エコタイヤとは、文字通り燃費を向上させるタイヤのことで、転がり抵抗を、一定の距離を進むために必要な推進力を抑えたタイヤのことです。
エコタイヤは、実は十年以上前から販売されていました。しかし、当時はガソリンも今ほど高くなく、また雨の日のドライビング性能をいかに高めるかというのが関心の中心だったため、あまり注目されませんでした。(当時のエコタイヤは、排水能力が劣っており、時代に逆行していたからです。)
しかし、近年のガソリン高騰により、再びエコタイヤが注目を集めるようになりました。特に燃費が経営に大きな影響を与える運送会社やバス会社などをターゲットとした、トラック・バス用のエコタイヤがどんどん開発され、採用されるようになりました。
問題となっていた雨の日の走行性能も、素材の改良や技術革新によりまずまず改良されました。また、エコタイヤには発進の際にゆっくりとアクセルを踏まないと軽微なスリップが起きてしまい、タイヤのもちを悪くするといった弱点もありましたが、これも改善されました。
エコタイヤは、ラジアルタイアといって、タイヤ内部のカーカス(タイヤの形状を保持するための骨格)がタイヤの回転方向に対して垂直になっているタイプのタイヤです。
上記のような構造と軽量化によって、転がり抵抗が少なくなるよう考えられています。摩擦抵抗が少なく、高めの空気圧で使用しても、振動や乗り心地を損なわないような性能を持っています。
エコタイヤを装備することで、2〜3%(5%程度と言う人もある)の燃費向上効果が期待できるようです。
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